シリンダーにも色々な種類があります。
一般的なのは外筒の障害片がピン状になっているピンシリンダーです。このピンの数が多ければ多いほどピッキングが難しくなるので防犯性に優れているといわれています。
そして、この障害片の形状は板状になっているディスクシリンダーやマグネットになっているマグネットシリンダーなどがあります。
玄関ドアに使われているシリンダーは主に二種類です。最近よく使われているのが鍵の表面に小さなくぼみのあるディンプルキーです。また、表面と裏面に凹みがあるウェーブキーもよく見られます。
ディンプルキーは鍵違い数が多く複製がこんなんです。10億以上もの鍵違い数を実現できるものや、カバエロスターという鍵ならなんと27京5200兆通りもの鍵を作ることができるそうです。実に地球上の人が一つずつ鍵を持ったとしても同じ鍵は一組として存在しないということになります。
それに対してウェーブキーの特徴は耐ピッキング性にも優れていますが、凸凹しているために砂や埃がたまりにくいという利点があります。
10年ほど昔によく使われていたディスクシリンダーなどは最近では少なくなってきました。簡単にピッキングされてしまうのでメーカーでも販売をストップしてしまったからです。新しく鍵を取り付けたり交換する人はほとんどディンプルキーやウェーブキーを選んでいます。